本研究所では言語行動の分析を通して人間を追究します。また言語教育学を人間同士の対話の学として捉え直していきます。 (準備中)ただし,BTSJコーパスの申し込みなどは可能です。

自然会話リソースバンク(NCRB)について

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【ビデオの長さ6分29秒】

NCRBの趣旨

「自然会話リソースバンク(Natural Conversation Resource Bank: NCRB)」は、様々な場面における自然会話を録音・録画し、それらを蓄積・データベース化して構築されたシステムです。これは、新しいタイプの「共同構築型多機能データベース」であり、「自然会話コーパス」と、「共同構築・利用型WEB教材」が一体となったデータベースです。

NCRBは「1.自然会話研究データを使った研究」と「2.自然会話を素材とする教材」の2つから成り立ち、それらは「1-1.研究データの登録」、「1-2.研究データの利用」、「2-1.教材の登録・作成・編集」、「2-2.教材の利用」の4つに分かれているため、ユーザー登録・「認証キー」の取得後は、目的に応じて活用いただけます。

本システムに登録された、宇佐美まゆみ監修(2020)『BTSJ日本語自然会話コーパス(トランスクリプト・音声)2020年版』の音声データや文字資料は、ダウンロードして自由に研究に活用していただけます。また、本システムを通して作成された教材は、日本内外を問わず広く日本語教育の現場で利用していただくことを想定しています。WEB上での独習のみならず、授業の中でも、会話の音調、間合いなどの学習や討論の材料として、初級から超級に至るまでのすべてのレベルの学習者が、各自のレベルや興味に応じて活用することを推奨しています。自然会話を素材としているため、スピーチレベルのシフトなど、場面や人間関係に応じたコミュニケーション・ストラテジーについての気づきを促し、議論につなげることも可能です。

NCRBユーザーができること・ユーザーの役割

1.自然会話データを使った研究

1.1 研究データを登録したい方:
ご自身が収集した会話の動画や音声データをNCRBに研究用として登録(※)する形で提供し、他のユーザーに研究用に利用してもらうことができます。
1.2 研究データを利用したい方:
NCRBに研究用として登録されている会話データを閲覧し、ご自身の研究のために利用することができます。

2. 自然会話を素材とする教材

2.1 教材の登録・作成・編集をしたい方:
ご自身が収集した会話の動画データをNCRBの教材用として登録(※)し、文字化を行ってください。また、発話に関する補足的な説明・分析の記載、および設問を考案することによって「自然会話を素材とする日本語教材」を作成することができます。NCRBは共同構築型のリソースバンクであるため、「共同編集可」の表示があれば、別のユーザーが登録した会話動画に対しても、教材内容を追加することができます。
2.2 教材を利用したい方:
2.1で作成された教材を、学習者の立場で利用する、または教師の立場から授業等で利用することができます。

※会話の動画や音声の収録にあたっては、会話の参加者(インフォーマント)に対し、所定の説明文書のPDFを見せながら口頭説明を行い、個人情報の取り扱いや参加同意及び同意の撤回等について十分に理解してもらってください。そのうえで、同意をいただけた方には「同意書」に記入をしてもらい、記入済み同意書を動画とともにアップロードしていただく必要があります。その際に、必要な説明文書と同意書のフォーマットは、本システムの教材作成画面からダウンロードして、ご利用ください。

NCRBの利用手順

新規ユーザー登録にあたっての注意事項

  1. 「NCRB利用規約」を確認し、条文全てを必ず読んでください。全てをお読みいただき、ご理解・ご同意いただけましたら、下の□にチェックを入れてください。
  2. NCRBを初めて利用される場合は、ユーザー登録が必要となります。1.の「NCRB利用規約」にご同意いただき、☑を入力していただけましたら、新規ユーザー登録用のページが表示されます。以下の【新規ユーザー登録の手順】を参考に、新規登録のページから登録してください。NCRBのユーザー登録にあたっては、本人の確認の為、登録者の身分証などのPDFファイルをアップロードしていただく必要があります。セキュリティ確保のため、ご協力ください。
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