このたび、下記の要領でオンラインシンポジウムを行うことになりましたのでお知らせします。
奮ってご参加ください。
【シンポジウム名】
第4回 会話・談話研究シンポジウム「『BTSJ日本語自然会話コーパス』と 『自然会話を素材とする共同構築型WEB教材NCRB』の展開」
【開催日時】
2021年3月27日 (土) 10:00~17:00
【開催場所】
オンライン開催となります。
【参加費】
無料
【お申し込み方法】
人数把握のため、参加を希望する方は、こちらの参加受付フォームからお申し込みください。
https://forms.gle/DfHEVKooWkzhH51QA
※一定数に達したら締め切る可能性もありますので,お早めにお申し込みください。
締め切り: 3月22日 (月) 先着順
参加方法は、参加のお申し込みをいただいた方に、3月24日(水)にメールでお知らせいたします。
※いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に扱い、受付事務および催し物のご案内以外には使用いたしません。
【シンポジウムの概要】
第1部「『BTSJ日本語自然会話コーパス(2021年3月版)』の紹介
国立国語研究所、日本語教育研究領域では、『BTSJ日本語自然会話コーパス(トランスクリプト・音声) 2021年3月版』を3月中旬に公開予定です。本コーパスは、昨年公開した『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声)2020年版』に、新たに69会話を追加し、計446会話、総時間約112.5時間を収録して います。 本コーパスは、グループごとに、収集の目的や、会話の条件が統制された会話が収録されています。 そのため、研究目的に応じて、話者の属性(年齢、性別等)や対話相手との関係など、話者の話し方に大きな影響を与える社会的要因を考慮に入れた分析をすることが可能です。今回のシンポジウムでは、本コーパスの公開に際して、その趣旨と特徴、その活用方法について説明します。
第2部「自然会話リソースバンク(Natural Conversation Resource Bank: NCRB)」の紹介
「自然会話リソースバンク(NCRB)」は、豊富な自然会話データ(映像・音声・文字化資料)を格納し、 「研究(データ提供・利用)」と「教材(作成・利用)」の2つの機能を持つ「共同構築型多機能データベース」 です。情報技術の発展とそれに伴う環境の変化、研究者・教育者の相互貢献を想定し、これからは「コーパスの構築」も「教材の作成・共有化」も、関連分野の研究者・教育者が協働して構築していくことが必要であるという発想のもとに開発してきたプラットフォームです。今回のシンポジウムでは、その先駆的な試みであるNCRBのプラットフォームの公開とともに、その具体的な使い方や活用方法について解説します。また、さまざまな観点から「自然会話を素材とする教材」の意義についても考えていきます。
【プログラム】
●10:00~10:10(10分) 趣旨説明
宇佐美 まゆみ(国立国語研究所)
●10:10~12:00
第1部『BTSJ日本語自然会話コーパス(2021年3月版)』の紹介
・10:10~11:00(50分)
「『BTSJ日本語自然会話コーパス』の開発の趣旨と特徴‐NCRBとの連携」
宇佐美 まゆみ(国立国語研究所教授)
・11:00~12:00(60分)
「『BTSJ日本語自然会話コーパス(2021年3月版)』の特徴と活用方法」
張未未・高山春花(国立国語研究所 共同研究員)
●12:00~13:00(60分)
昼食休憩
●13:00〜14:40
第2部 「自然会話リソースバンク(Natural Conversation Resource Bank: NCRB)」の紹介
・13:00~13:40(40分)
「自然会話リソースバンク(Natural Conversation Resource Bank: NCRB)」構築の趣旨
宇佐美まゆみ (国立国語研究所 教授
・13:40~14:40(60分)
(デモンストレーション)
「自然会話リソースバンク(Natural Conversation Resource Bank: NCRB)」の使い方
小川都(国立国語研究所 プロジェクト非常勤研究員)
●14:40~14:50
休憩(10分)
●14:50~15:30(40分)
講演1「自然会話を素材とする教材(NCRB)の意義―音声教育の観点から」
王 伸子(専修大学 教授)
●15:30~16:10(40分)
講演2「自然会話を素材とする教材(NCRB)の意義―談話教育の観点から」
西郷英樹(関西外国語大学 准教授)
●16:10~16:55(45分)
全体ディスカッションと質疑応答
コーディネーター:宇佐美まゆみ(国立国語研究所教授)
発表者:王 伸子(専修大学 教授)
発表者:西郷英樹(関西外国語大学准教授)
発表者:小川 都(国立国語研究所 プロジェクト非常勤研究員)
発表者:張未未・高山春花(国立国語研究所 共同研究員)
●16:55~17:00(5分)
閉会の辞
宇佐美まゆみ(国立国語研究所 教授)
【参考書】
宇佐美まゆみ(編)(2020a)『自然会話分析への語用論的アプローチ-BTSJコーパスを利用して-』ひつじ書房,
2020.3.10刊 http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-8234-1039-0.htm
宇佐美まゆみ(編)(2020b)『日本語の自然会話分析-BTSJから見たコミュニケーションの解明-』くろしお出版,
2020.10.1刊 https://www.9640.jp/book_view/?835
【お問い合わせ】
国立国語研究所 宇佐美まゆみ研究室事務局
usamiken.jimu[at]ninjal.ac.jp [at]を@に変えてください。